子どもは1歳になるまでに色々な教育することで脳が刺激され、より健やかに成長します。特に0~3歳までにどれくらい手をかけたかは重要になるそうです。今回は1歳までの特徴と教育方法について紹介します。
0歳児の特徴
生まれたばかりの赤ちゃんは「新生児」とよばれ、生後28日を過ぎると「乳児」とよばれるようになります。新生児のうちは親の方の緊張してしまって世話を大変に感じるかもしれません。注意したいのは、新生児は母親から抗体をもらっているとはいえ、ウイルスなどには滅法弱いので外出を極力控えるようにすることと、体温調節が苦手なので室温の管理や定期的に汗を拭いてあげるなどの細かいところにまで気を配ることです。
乳児期になっても基本的には気を付けるべきことは同じですが、このベランダや窓辺などから外気になれさせる「外気浴」を短時間してみるとよいでしょう。
0歳児の教育法
0歳児にはコミュニケーションをとるのが一番の教育になります。おむつを取り替えるときや、ごはんをあげるときなどに話しかけてあげるようにしましょう。まだ言葉の意味は分かりませんが、母親の声の調子や表情を感じることで赤ちゃん自身もだんだん表情が豊かになっていきます。
また、この時期はまだ目がうっすらとしか見えていません。おもちゃや身の回りのものは音が鳴ったり、色彩が濃かったりすると赤ちゃんの脳への良い刺激にもなります。
1歳児の特徴と教育法
1歳児になるとできることがどんどん増えてきます。発達が早い子だと一人歩きができるようになったり、身近にあるものに興味をもつようになったりと0歳児よりも成長の具合が目に見えるぶん、手を焼くことも多くなります。ティッシュをたくさん引き出したり、戸棚などを開け閉めしたりと動きまわりながら色々なものを手あたり次第にいじるので、その好奇心や刺激を大切にするためにも子どもがいじると危険なものは手の届かないところに移すなどをして、環境を整えてあげる必要があります。
また、この頃には大人の言っていることがなんとなくでも分かるようになる子もいます。やっていいこと・やってはいけないことを早い段階から教えて「しつけ」をしましょう。本当にいけないことをしたときだけしかり、そうでないときは見守るようにして、子どもの興味を優先するようにしましょう。
言葉に関する教育
1歳児で気になるのは「言葉に関する教育」です。発達の早い子どもでは1歳になったあたりからなんとなく言葉を口にするようになります。
生後間もない頃は、なにかものを指さして「アッ」と言ったり、「あーうー」と言ったりする母音の発音のみの「クーイング」が会話の方法ですが、「クーイング」からだんだん次の段階の車のことを「ブーブー」、犬を「ワンワン」と呼ぶなどの「喃語」に変わっていきます。赤ちゃん言葉とも呼ばれる「喃語」は子どもらしくてとても可愛らしいですが、少しづつ正しい日本語も覚えさせていく必要があります。この時期からしっかりとした言葉を覚えさせてあげると、喃語で覚えた言葉をもう一度正しい言葉に覚えなおす手間も省くことができ、子どもにとっても親にとっても負担が減ります。
子どもが喃語を話せるようになったら絵本の読み聞かせなどと合わせて、少しずつ正しい日本語でも話しかけるようにしましょう。
おわりに
今回は1歳までの特徴と教育方法について紹介しました。これから親以外の社会と関わっていく子どもにとって教育はとても大事なことです。早いうちから少しずつでも始めることで健やかな成長が望めるだけでなく、その後の育児が楽になります。