子どもの苦手科目になりやすい「算数」を早いうちからどうにかして好きな科目にしたいという方も多いでのはないでしょうか。それには学校の勉強以外での算数や数字とのふれあいが重要といわれています。
今回は子どもを算数好きにするポイントについて紹介します。
子どもが算数嫌いになるワケ
そもそも子どもが算数が苦手になる原因はどこにあるのでしょうか。多くの場合は「計算が苦手」と「文章題がわからない」の2つにわけることができます。「計算が苦手」というのは「計算ミスが多く、ミスによって点数が低くなったことから算数自体に苦手意識を持ってしまう」ということです。算数や数学はだいたいの意味があっていればいいのではなく、きちんとした正確さが求められる科目です。計算ミスがないか見直しを心がけるようにして、テストで少しずつでも点数が伸びていくと苦手意識がとれていきます。
次に「文章題がわからない」場合ですが、これは算数ではなく国語力に力をいれるべきです。算数や数学の文章題は少し複雑なので、いまいち何が問われているのか分かりにくく感じる子は多いようです。そういった場合には黙読で文章を読むだけでなく、声に出してゆっくりと文章の意味を理解できるようにしてあげましょう。
この2つのポイントを押さえておけば子どもの算数への苦手意識を克服しやすくなります。
子どもを算数好きにするポイント
子どもに算数を好きになってもらうには学校の授業以外での数字や算数との関わり方が大切です。日ごろから色々な見方や考え方ができるようになっていると、算数がわかりやすくなります。
計算にスピードを求めない
学校の授業では時間も限られているので計算問題にもスピードが求められるかもしれません。
しかし、算数の宿題を家でやるときはあえてゆっくり解かせてあげましょう。そうすることで自分の計算ミスを自分自身で見つけたり、苦手に感じていた計算問題への理解が深まったりなど学校の授業のフォローだけでなく、苦手意識の克服にもなります。
実体験でイメージをしやすくさせる
文章題を解くときには問題文を正しく理解する読解力も大切ですが、文章の内容をイメージしやすくさせてあげるような実体験も必要です。お金を使う問題を想定して実際に10円玉や100円玉を使って問題を解くなどの実体験をもっていると、文章題を解くときにその文章題の場面がイメージできるため、スムーズに問題を解くことができます。イメージのしやすさは算数以外でも重宝するのでやらせてあげましょう。
自分の頭で考えさせる
学校の授業では先生がしっかり教えてくれるため、自分の頭だけで問題を解くという経験が少なくなりがちです。
しかし、学校でのテストや学年が上がっていくと計算式や問題が複雑になり、だんだん自分の力だけで解かなければいけない機会も多くなってきます。全部を教えるのではなく、自分の力だけで問題を解かせるようにしましょう。算数や数学では自分で考えることがとても大切な要素になります。苦手科目にさせないためにも自分で解かせ、本当にわからないところや間違えたところだけを教えるようにしましょう。
これらのポイントを押さえていると、算数への苦手意識も少なくなり、問題が解けるので興味が湧くようになります。学校以外でのサポートをしてあげるようにしましょう。
おわりに
今回は子どもを算数好きにするポイントについて紹介しました。算数を苦手科目に感じている子どもは多いので、子どもが小さいうちから数字に触れさせるようにして、苦手科目に感じさせないようにしましょう。
一度苦手になってしまうと克服するのは大変です。
参考サイト
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1089525585